寅間心閑 連載小説『オトコは遅々として』(第32回)をアップしましたぁ。子どもが育つのは早いですね。誰にでも可愛い盛りはあるわけですが、中高生くらいになると反抗期がやってくる。それを過ぎると大人になってゆくわけですが、それも過去の時間の積み上げです。
岸田政権がアメリカの民主党政権に倣って多様性を打ち出しているせいか、以前よりジェンダーが話題になることが多くなっているように思います。小説の場合、男女性差を活用しないテはないわけですが、男らしさ、女らしさを定義しようとするととっても面倒なことになります。個体差が大きすぎるんですね。男女問題に関しても○○の傾向があるというくらいしか指摘できなくて例外はいくらでも見つかってしまう。
ただフロイトが指摘したように人間精神の基盤になるのは母子関係です。次いで父子関係ですね。これはまず動かない。その他の要因は時代によって大きく変わる可能性がある。母子、父子関係が子どもに決定的な影響を与えるということは、父母の関係性が人間精神の決定的要因になるということです。で、『オトコは遅々として』の父母関係、男女関係はちょいと複雑です。さて、これをどう収拾したものか。続きが楽しみです。
■寅間心閑 連載小説『オトコは遅々として』(第32回)縦書版■
■寅間心閑 連載小説『オトコは遅々として』(第32回)横書版■
■ 金魚屋 BOOK SHOP ■
■ 金魚屋 BOOK Café ■