寅間心閑の肴的音楽評『No.090 無駄足おもてなし』をアップしましたぁ。今回はキャブ・キャロウェイ、ザ・スペシャルズ、チャック・ベリーのラインナップです。スペシャルズのテリー・ホールさんがお亡くなりになったんですねぇ。知りませんでした。彼はホントにパンクという感じだったなぁ。髪の長いハードロック・ロッカーの時代があって、髪が短くなってパンクになった感じ。でもそうなるとすんごい攻撃的に見えた。ベタですけど(笑)。
寅間さんは『リトル・リチャードはすぐ好きになったけど、チャック・ベリーには時間がかかった。きっと「ジョニー・B.グッド」(‘58)のせいだ。ルーツを知らないパンクスにとって、あの曲の「偉大さ」は邪魔だった』と書いておられますが、それはよくわかるなぁ。ロックンロールの定番中の定番曲を作ったお方なんですが、こりゃブラックミュージックなのかな、と思ってしまうところがありました。ブラックな破裂音の迫力がなかったんですね。
その理由が寅間さんのコンテンツを読んでよくわかりました。ロッカーたちに一番コピーされた曲は「ジョニー・B.グッド」でしょうね。ローリング・ストーンズはブルース大好きバンドでよくコピーしていますが、本家と比べるとんーと思ってしまうことも多いです。でもじょにびぐっは誰が演奏してもハマる。チャック・ベリーさん、かなり剣呑な性格のようですが音楽は素直。詩で抒情詩を書く詩人の方が、難解な詩を書く詩人より気難しいのに似てるかな(笑)。
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