寅間心閑の肴的音楽評『No.088 大人の嗜み』&大畑ゆかり原案 寅間心閑著 小説『もうすぐ幕が開く』(第48回 最終回)をアップしましたぁ。音楽評ではマイルスを取り上げておられます。石川、高校生の頃にジャズ喫茶に入り浸っておりました。冷房が効いたお店でマイルスはよかったなー。夏はやっぱマイルスだな。しらんけど。
『もうすぐ幕が開く』はついに最終回です。劇団四季を中心とした演劇の世界のことがよくわかる連載です。演劇というジャンルは上演側も客層も本当に層が厚い。演劇界でこれからも続いてゆくだろう劇団は宝塚、俳優座、文学座、四季など数えるほどしかありません。中でも四季は独自の俳優養成システムと上演システムを取っています。
その土台を作り出したのが浅利慶太さんでした。ちょいと言いにくいですが浅利さんの引退前後に四季で内紛があったので、彼の業績はあまり語られることがありません。しかし時間が経てばどんどんクローズアップされると思います。なんやかんや言って戦後の演劇界の巨人ですから。『もうすぐ幕が開く』はそういった戦後演劇界を知ためのよい導入小説になっています。ぜひお読みになってみてください。
■大畑ゆかり原案 寅間心閑著 小説『もうすぐ幕が開く』(第48回 最終回)縦書版■
■大畑ゆかり原案 寅間心閑著 小説『もうすぐ幕が開く』(第48回 最終回)横書版■
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