岡野隆さんの『句誌時評』『角川俳句』「特集 没後40年 水原秋櫻子の「現在」―伝統と革新」(2021年07月号)(No.175)をアップしましたぁ。角川俳句さんの小特集を取り上げておられます。大特集は「「切れ」の正体」です。切れ字のノウハウ特集ですな。岡野さん的に言うと『昔のホットドッグ・プレスの初めてのデート特集のように、嫌になるくらい繰り返』されている特集です(笑)。
仕方がない面があるのですが、商業句誌の特集はひねもすのたりのたりかな、ですなぁ。もちこれを小難しい特集にすると絶対雑誌は売れなくなる。だから低いところ、低いところに編集方針が流れてゆくんですね。経営側としてはいたしかたない。
ただまあ相変わらず特集内容がうすっぺらいなぁと感じることしばしばです。これは俳人さんたちの問題ですね。プロというのは素人には及びもつかない圧倒的な力を持っている人のことです。思想・技術面で素人を圧倒する力がある。でもどの俳人も、イヤになるほど繰り返される特集で毎回毎回同じことを書いている。もそっと頑張ったらと言いたくなりますね。
■ 岡野隆『句誌時評』『角川俳句』「特集 没後40年 水原秋櫻子の「現在」―伝統と革新」(2021年07月号)(No.175) ■
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