高嶋秋穂さんの『歌誌時評』『短歌研究』尾崎左永子「生死雑感」/小佐野彈「目黒川-銀河一族Ⅶ」(2021年07月号)(No.007)をアップしましたぁ。高嶋さん、ですます調で時評を書いておられるのでおとなしい印象ですが、ぜんぜんそんなことないですね(笑)。
詩人は老いれば必ず詩という表現に絶望する。間違いなく詩は作家に絶望を強います。なんびともそれから逃れることができない。なぜならその絶望は社会全体が詩に課したものだからです。そんな絶望の淵で〝にもかからわらず〟詩の表現に挑んでゆける詩人は一握りしかいません。はしゃいでいればそんな絶望から遠ざかる。キリギリスのように歌壇内ではしゃいでいて絶望を意識しない歌人はいずれ書けなくなる書かなくなるということです。嫌になるほど詩の世界で繰り返されてきた残酷です。詩の世界は死屍累々と言っていい。
高嶋秋穂
おおむね賛成です。〝詩人になりたい、詩人と呼ばれたい〟のではなく、〝優れた詩を書きたい〟詩人は多かれ少なかれ孤立無援の戦いを強いられるでしょうね。
■ 高嶋秋穂『歌誌時評』『短歌研究』尾崎左永子「生死雑感」/小佐野彈「目黒川-銀河一族Ⅶ」(2021年07月号)(No.007) ■
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