ドイナ・チェルニカさん著 ラモーナ・ツァラヌさん訳の読み切り小説『渡り鳥』をアップしましたぁ。文学金魚で『少女と銀狐』を連載していただいたドイナ・チェルニカさんの新しい物語です。翻訳はもちろんラモーナ・ツァラヌさんです。
ドイナさんの作品は『少女と銀狐』だけでなく、『実のにがい桜の木と生きる気もちをうしなった男の子のお話』もラモーナさんが翻訳なさっているので、すでになじみ深いですね。ヨーロッパラテン世界とは異なる汎神論を感じさせる世界観を持つ小説です。日本ではロシア的神秘主義は比較的よく知られていますが、東欧の小説の特徴はあまり一般的ではありません。ドイナさんの作品は東欧的世界観を感受する上でも格好の作品です。
で、ラモーナさんによるとドイナさんが70歳におなりになったのを記念して、ルーマニアで各国語に翻訳された小説のアンソロジーが企画されているそうです。その中にラモーナさん訳の『渡り鳥』と『実のにがい桜の木と生きる気もちをうしなった男の子のお話』の二作が収録されるようです。ドイナさんの小説はヨーロッパで広く読まれているのですね。
いつ刊行されるのかはまだわかりませんが、刊行されたら文学金魚でも紹介します。またラモーナさんにルーマニア文化についてお話していただくのもいいかもしれません。YouTubeで文学金魚ちゃんねるを開設していますので、動画でラモーナさんに登場していただきましょう。動画編集の腕を上げなくっちゃだわ。
■ ドイナ・チェルニカ著 ラモーナ・ツァラヌ訳『渡り鳥』縦書版 ■
■ ドイナ・チェルニカ著 ラモーナ・ツァラヌ訳『渡り鳥』横書版 ■
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■ 第9回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
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