佐藤知恵子さんの文芸誌時評『大衆文芸誌』『オール讀物 2021年07、08月号』、『小説新潮 2021年1月号』をアップしましたぁ。ようやく小説新潮の時評スタートです。佐藤さんからはもそっと時評をもらっているのですが、これは来月ですね。じょじょに大衆小説誌の時評が増えてゆくと思います。
んで、取り上げておられる作品の作者は全員女性ですね。これは佐藤さんが女性だからという理由だけではないと思います。石川が読んでいても女性作家の作品の方が秀作が多い。男性作家の作品には魅力が乏しいと感じること、しばしばです。
これは社会性の動物である男性作家が、現代社会の社会性を捉えるのが難しくなっているからだと思います。男の子作家は勢いがなければ魅力を発散できない。ぶいぶい障害物を押しのけてゆくような勢いですね。今は勢いをつけようとしても、何を軸にして何を蹴散らしていいのかよくわからない。しばらく男の作家苦難の時期が続きそうです。
■ 佐藤知恵子 文芸誌時評『大衆文芸誌』『オール讀物』『No.163 芦沢央「アイランドキッチン」』(オール讀物 2021年07月号) ■
■ 佐藤知恵子 文芸誌時評『大衆文芸誌』『オール讀物』『No.164 井上荒野「何ひとつ間違っていない」』(オール讀物 2021年08月号) ■
■ 佐藤知恵子 文芸誌時評『大衆文芸誌』『オール讀物』『No.001 角田光代「冬の水族館」』(小説新潮 2021年01月号) ■
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