山本俊則さんの美術展時評『No.078 『タイ~仏の国の輝き~』展』をアップしましたぁ。東博で開催されたタイ美術の展覧会の時評です。石川も知らなかったのですが、2017年は日本とタイの間で正式な国交が開始されてから一三〇周年記念のようです。山本さんは『こういった展覧会がなければタイについて考えてみる機会はないだろう。誰にとっても時間は貴重だが、長くもあり短くもある人生の数時間を使ってきっちり考えておけば、そこからいろいろな事柄がわかってくる』と書いておられます。ホントですねぇ。
タイは上座仏教の国です。その特徴を山本さんは『上座仏教伝は因果応報を世界原理とする。ただタイでは、はっきりと悪よりも善行による好循環を重視する。現世で功徳を積めば、将来必ず良い結果が生じると考えるのである。タイでは毎日僧侶たちが托鉢に出るが、お布施によって得た食物しか食べてはならないと定められている。また在家信者は僧侶たちにお布施をすることで現世的功徳を積む。そしてタイで最大の物質的援助を行うのが王である』とまとめておられます。
まーどの国でも同じで、タイもそういい面ばかりではないですが、微笑みの国というのはだいたい当たっていると思います。東南アジア諸国では仏教国に行くと、日本人はちょっと安心するようなところがあります。もち山本さんはタイの歴史やその代表的美術についても的確に書いておられます。じっくりお楽しみください。
■ 山本俊則 美術展時評『No.078 『タイ~仏の国の輝き~』展』 ■
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第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。
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