金井純さんのBOOKレビュー『絵のある本のはなし』『No.052 『わくせいキャベジ動物図鑑』tupera tupera著(アリス館刊)』をアップしましたぁ。版元の内容紹介には『地球から831光年はなれた銀河のかたすみにある、わくせいキャベジ。黄緑色に輝く星には、ふしぎな生き物たちが住んでいます。ダイコンイカ、ニンジン、トマトン、モロコシギツネ……、惑星に住む28の野菜動物たちを、tupera tuperaさんが美しい絵で再現。特長や生態を解説する絵本図鑑です』とあります。

 

金井さんの評価も高いです。『傑作である。何が傑作といって、想像力が正しい方向を向いている。正しいか正しくないかはどうやって判断するかというと、それが細部にまでおよび、しかも無理を感じさせずに展開しているのならば間違いない』と批評しておられます。

 

 それが本当に子供向けなのか、子供を持つ親の財布向けなのかは、子供の興奮の度合いを見ていればわかる。本書を眺めた子供は、間違いなく冷蔵庫に直行するだろう。野菜室にもしかして、おかしな動物たちがうごめいているかもしれない。そうだとして、それには理由などないのだ。

 理由がない、ということは子供たちを直撃する。あらゆる理由は大人の考えたもので本来、子供には縁がないからだ。しかし理由はなくても繋がりはある。野菜室のキャベツが惑星であることに理由はないが、それが多くの奇妙な野菜-動物を擁するのは、それらすべてが〈新鮮〉であるからだ。

(金井純)

 

優れた書物には新鮮な驚きがあります。『わくせいキャベジ動物図鑑』にはそれがありますね。また読者を驚かせるためには、まず作家の側に、新鮮な驚きに対する繊細な感受性がなければならないのは言うまでもありません。これは絵本でも他の著作でも同じだな。驚きに対する感受性が鈍らない限り、作家は読者を惹きつけることができると思います。

 

 

金井純 BOOKレビュー 『絵のある本のはなし』『No.052 『わくせいキャベジ動物図鑑』tupera tupera著(アリス館刊)』 ■

 

 

第05金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項

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