日本が誇る世界的特殊作家、三浦俊彦さんの連載小説『偏態パズル』(第73回)をアップしましたぁ。偏態危機一髪の巻!!、第3弾であります。覗きが見つかった偏態が訊問されているわけですが、三浦センセらしひ驚きの展開になっておりまふ。

 

「だけどオナラってなかなか聴けないもんですから。外からだと。それで外では満足できなくなったというか、つい忍び込んだりするようになりまして。いや、音が目的なんで、今日も覗いてません。音だけでして、すみません、ええ、音で。すみません」

 耳を澄ましていただけです、耳を澄ましていただけです、オナラです、オナラです、オナラだけなんです、オナラだけがほしかったんです。

 オナラ、オナラというかすれ吐息の連呼は君がまるで機械になりきって落ち着いてくるに従って逆に速度を増してゆく、その有様が目に浮かぶようだよ。しかしまぁなんてざまだい。

 「オナラなんです、オナラ、オナラでまた和めないものかと。オナラを聞きたくて、オナラを、オナラを」

 

不肖・石川、この箇所を読んで、またしても爆笑してしまひました。どーやら「脱力系オナラフェチ」戦法らしひ。覗き常習犯はオナラだけを聞いていたわけではなひのですが、三浦センセのエクリチュールって、そーだったんぢゃないかと思わせてしまふような説得力がありますね。しっかしよい子の皆さんは絶対この戦法を真似しちゃダメですぞ。あ、小説はフィクションですが、現実世界では覗き自体やっちゃダメでござる~。

 

 

三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第73回) pdf版 ■

 

三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第73回) テキスト版 ■