日本が誇る世界的特殊作家、三浦俊彦さんの連載小説『偏態パズル』(第60回)をアップしましたぁ。今回もすんごい内容でありまふ。女性を襲ってお尻の匂いだけを嗅ぐ事件が頻発します。犯人は「ごちそうさまでした。怖がらせて申し訳ありません」と言い残して立ち去るのですが、その際、お礼金を置いていきます。んで三浦センセは「おろち元年に入ってから、この尻嗅ぎ魔被害者の会が結成され、このときに尻嗅ぎ魔が残した金額(自己申告)にしたがってステージが決定される啓蒙的宗教団体「ボトムスペース」に発展したことはよく知られている。後に尻嗅ぎ魔の記録帳が公開されるにいたって、自己申告の虚偽が一部露見し、ボトムスペースの内紛から死者が出たことも記憶に新しい」と書いておられます。んな馬鹿な(爆)。

 

しかし事件はこれだけでは終わらないのです。模倣犯が現れ、彼は女性を着替えさせてお尻の臭いを嗅ぐのですな。三浦センセは「「やはりトラウマ的な服の好みがあるのだろう。色は若干異なってもすべて同じエレウノの製品であったし」という当時の定説はこれまた完全な誤りだったことが今日判明している。「服装を揃えることで格差を是正し、たとえ夜目にも対象の性的雰囲気を統一することで、香りのみを純粋に比較堪能するためなのだ」という当時ごく少数だった異見がやはり正解だったのである」と書いておられる。んな馬鹿なの23倍くらいの衝撃ですなぁ(爆)。この事件が国家的(国粋主義的)事件に発展してゆくわけですが、それはコンテンツを読んでじっくりお楽しみください。

 

んで三浦センセの確信ぶりはすんごいなぁ。おろち学会は謎だらけで、基本、三浦センセの論理的思考体系の中で無矛盾的に構築されております。つまり余人の追尋を許さないわけです。まーあんまり追っかける人もいないでせうけど(爆)。こういふ確信的世界の構築方法は、三浦センセのお友達で同じく東大卒の遠藤徹さんにも共通してるなぁ。遠藤センセ、文学金魚で『贄の王』を連載中でありまふ。一度文学金魚が誇る、この特殊作家の両巨頭に膝を交えてお話していただいた方が良いかもしれませぬ。誰にこの両巨頭を捌いていただくかが問題なんですけんど(爆)。

 

 

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三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第60回) テキスト版 ■