星隆弘さんの荒木経惟論『「ラ・カメラ」という暗室』をアップしましたぁ。ラ・カメラは東京・下北沢にあるギャラリーで、荒木経惟さんが毎月展覧会を開いておられます。ポラロイド作品が多いようです。毎月1日から10日くらいまで荒木さんの最新作品展が開催され、1日前後には荒木さんご本人もラ・カメラにいらっしゃるのが恒例になっています。「下北沢 ラ・カメラ」で検索すればすぐにヒットしますので、ご興味のある方はラ・カメラさんにお問い合わせください。星さんは実際にラ・カメラにいらして今回のコンテンツを書いておられます。

 

2月の展示には「神さまがいるとしたら、ここ」というテーマが設けられていた。・・・作品は人形や弁当や写真集を写し、しかもその「モノ」そのものよりも「モノの在り方」を写し取っていた。・・・神さまの在り処は、各作品のばらばらな具象に散在しながら、「いるとしたら」という仮定法のテーマのもとで相互に連絡する。・・・「記憶の地図」のような地下茎の連絡である。・・・作品はすべて新作で、まだだれの説明にも晒されていない撮影=生活の空気が漂っている。

 

荒木さんの作品は猥雑に見えたりするのですが、星さんが書いておられるように「「記憶の地図」のような地下茎の連絡」を思わせます。全体としては確かに調和があるんですね。荒木さん、いや荒木先生はとにかく写真、写真、写真のお方です。何度でも書きますが、写真集を400冊近く出版して、毎月のように、ぢゃなく、ラ・カメラさんの個展がありますから、確実に毎月1回以上の写真展を開いておられるのは荒木さんだけです。しかもコマーシャル・フォトでもファイン・アートでもなく、私写真が中心です。空前絶後の写真家なのでありますぅ。

 

 

星隆弘 荒木経惟論 『「ラ・カメラ」という暗室』 ■