三浦俊彦さんの 『偏態パズル』(第14回) をアップしましたぁ。金魚屋が誇る特殊作家、三浦さんの新コンテンツアップです。早くも連載 14 回目ですね。三浦さんとは連載回数のお約束はしていないのですが、このペースで思うぞんぶん書き切っていただきたひと思います。
三浦作品の内容はちょい過激ですが、量がそれを封じ込めるでしょうね。何かの確信 (核心) がなければこのペースと量で書き続けることはできません。『失われた時を求めて』 や 『特性のない男』 くらいのボリュームを書いていただきたいです。その方が傑作になると思います。これは編集者としての石川の勘です。
そんで今回は印南哲治さんの物語であります。相変わらずすんごい来歴の持ち主ですねぇ。この方も極端から極端に移行するお方のやうであります。ED がテーマになっていますが、三浦センセ、論理学者らしく必ず裏表をお描きになる。しかしその行き着く先といふか、弁証法的統合 (?) が問題ですよね (爆)。
単に論理的整合性といふことであれば、Aが正でBは偽であるという証明も、Bが正でAは偽であるという証明も、無矛盾であればどちらも可能なわけです。ただ真理はまた別です。これにはある直観、イデアルな観照が必要になる。三浦センセが論理を手放されることはないと思いますが、超論理的な偏愛の領域まで書きまくっていただきたいですぅ。