池田浩さんの文芸誌時評 『 No.004 小説 野性時代 第 107 号 (2012 年 10 月号 )』 をアップしましたぁ。特集は現在公開中の映画の原作者、沖方丁さんの 『『天地明察』から『光圀伝』へ』 であります。
金魚屋では現在 『安井浩司 『俳句と書』 展』 を開催していて関連コンテンツのアップが増えているので、池田さんを始めとする皆様のコンテンツがちょい谷間っぽくなってしまひ、大変申し訳なく思っております。墨書展は明日で終わりですから、関連コンテンツのアップは続きますが、明後日からいつもの金魚屋モードに戻ると思います。
で、不肖・石川はまだ沖方丁さんの 『天地明察』 を読ませていただいておりません。映画もまだ見てないんですぅ。でも面白そうであります。あ、悪い意味で言ってるんじゃないですが、時代小説って実はすんごいブームで、特に大衆小説系ではもの凄い数の時代小説が書かれています。そんで信長とか秀吉、家康は御三家といっていいくらい題材としては人気で、それだけ彼らを題材にすると本が売れやすいってことなんだと思います。
その一方で、沖方丁さんのように、あまり知られていない歴史上の人物を丁寧に取材されて小説にされる方も増えています。石川は、どっちかっていうと沖方丁さん的な作家さんの作品の方が好きだなぁ。時代小説って、読者ターゲットとしては比較的年齢層が高いと思うんですね。エンターテイメントであると同様に教養小説でもあると思うわけです。読んでふむふむなるほど~と納得できる小説って、やっぱいいものだと思ひますですぅ。
■ 池田浩 『 No.004 小説 野性時代 第 107 号 (2012 年 10 月号 )』 ■