金魚さん(齋藤都代表)の文芸誌時評総評 『きららとは』 をアップしましたぁ。『きらら』って雑誌、僕はまったく知らなかったのですが、調べてみたら、小学館さんから刊行されている文芸誌で、購読は1年12冊2千円の定期購読のみです。ネットと電話での申し込みのみで、書店でもネットショップでも販売していないようです。完全通販の文芸雑誌ですね。
で、ネットに掲載されている『はじめにお読みください』を読んだら、ネット上で公開されている文章は画像はもちろん、HPとのリンクも固く禁じるとありました。今回、雑誌表紙を表示していないのはそのためであります。でも、まったく内容が読めないのかといふと、そうではなく、ネット上でコンテンツの一部が公開されています。なんとなくですが、どういう雑誌なのかを知ることができます。
『きらら』さんの編集方針といふか、販売も含めた方法は面白いですねぇ。大手出版社が、ウェッブである程度内容を公開しながら、定期購読のみで雑誌を売るという方法を始めたのは、『きらら』が最初ぢゃないかと思います。どうやってPRして定期購読者を募っているのか、これで採算がとれるのか、とても興味があります。
いずれにせよ、中小はもちろん、大手出版も、様々な方法で雑誌や本を売ることを考え始めているようです。『きらら』さんの動き、ちょっと目が離せませんね。金魚さんも、よくこういう雑誌を見つけてきたなぁ。確かに内容だけでなく、編集・販売方法も含めて文学界全体を見渡さなければ、現代の文学状況は捉えられないなぁと思います。