岡野隆 句誌時評『角川俳句』2022年05、06月号をアップしましたぁ。石川、日本の文学ジャンルの中で俳句が一番簡単で一番難しい表現だと思います。俳句は誰でも詠めるわけですから始めるのは簡単。でもいわゆる秀句・名句を詠みたいと思うととたんにハードルが上がる。俳句で現代性を表現したいと思っても同じです。ひじょーに難しいことになる。
そのためなのか、俳人さんは視線が俳句に集中してしまうことが多いように思います。簡単に言うと俳句以外の世界が見えなくなってしまう。簡単ですが奥が深い文学なんですねぇ。一生懸命になればなるほどドツボにハマるとも言えるでしょうか。
俳句はサラリとした余裕の文学に見えたりしますが、内実はけっこうドロドロしてます(笑)。一歩俳壇という場所に足を踏み入れるととにかくめんどくさい。俳句を文学として捉える場合は、あんまし俳壇という場所に深入りしない方がいいかもしれません。俳壇の常識と一般的文学常識がかなり違うこともしばしばです。
■No.187 岡野隆 句誌時評-「人物特集 没後50年 三橋鷹女」(「角川俳句」2022年05月号)■
■No.188 岡野隆 句誌時評-「創刊70周年 特別企画 不易流行―俳句と時代」(「角川俳句」2022年06月号)■
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