松原和音 連載小説『学生だった』第04回をアップしましたぁ。若い頃は多かれ少なかれみんなバカをやる。石川は中高大学時代にTwitterやYouTubeといったSNSがなくてホントに良かったと思っております。炎上動画が問題になる昨今ですが、ああいう極端なことはやらないまでもTwitterやYouTubeでよけーなことを言ったりしていた可能性はありますなぁ。じっくり考える前に、脳と脊髄の中間くらいで物を言ってしまうの、とっても危ういです。呟きは「なんだかな~」くらいのテンションに留めておいた方が良いように思います。
『学生だった』は女性百科的小説ですが、若い女性にセグメントされています。まあ危ういこと、バカなことをやっていますね。でもそれが面白い。この世代の年齢でなければ書けない小説になっています。勢いがありますね。誰もがとりあえず、自分で、あるいは他者や近親者からストップがかかるまで突っ走るわけです。
等身大の同世代の女性を同じ視線から描いた小説は案外少ないものです。ただもちろん主人公は同世代の女性百科の一人でありながらそこから一歩引いて冷たい視線で眺めている。ある意味自己と同世代の女性の青春期へのレクイエムのような作品でしょうね。その意味で共感なさる読者は大勢いるのではないかと思います。
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