りょんさんのときどき集中連載『世相をわらう26―第6の権力はどこいった』をアップしましたぁ。皆様今年もありがとうございました。来年も文学金魚をよろしくお願いします。
で、2022年のトリはりょんさんの『世相をわらう』です。今回は権力についてですね。
りょんさんはマスコミについて『いつの頃からか、権力を監視するってより、隙を見て権力の側に潜り込もうとする者たちになったね』と書いておられます。官僚が官僚組織という『組織の価値観で生きる。なぜならそうでない者をゆっくりと排除していくのが組織という有機体なんだ』とも書いておられます。忖度とは利害のこと。中立的あるいは公的であるべき人間や組織まで私の利害で動く世の中になったことは否めません。
それは自分が一番可愛い人間には当然の行動規範です。もち文学の世界にも及んでいる。編集者は在職中からコネを作って大学などにもぐりこみたがりますし、作家はとにかく寄らば大樹の影で有名雑誌や出版社にすり寄ってゆく傾向があります。これはこれで起こり得ること。コソコソやらずに大手を振って行動すればいいと思います。そういった実態が露わになれば何かが変わる。変えなくてはならなくなる。それがりょんさんの言う『第6の権力』の誕生につながるでしょうね。
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