山本俊則さんの美術展時評 『No.25 フランシス・ベーコン展』 をアップしましたぁ。現在東京竹橋の、皇居のお濠に面した東京国立近代美術館で開催中の展覧会です。山本さんからはまとめてコンテンツをいただいたのですが、できるだけ開催中の展覧会からアップしていきます。展覧会をご覧になるときの参考にしていただければと思います。
フランシス・ベーコンは、日本ではあまり知られていませんが、欧米では超の付く有名画家です。当然、絵の値段も高いですが、死後もその価格が高騰し続けています。そういう画家って、意外と少ないらしいですね。山本さんによれば、アルベルト・ジャコメッティとベーコンが、評価額が伸び続けている 20 世紀画家の筆頭だそうです。
そんで不肖・石川、山本さんに、『図録で絵を見るだけぢゃダメですかぁ』 とお聞きしてみました。だって展覧会を見に行くのって、けっこう大変なんですもの。山本さんのお答えは 『もちろんそれでもいいと思いますよ。でも図録を眺め続けていれば、いつか展覧会にも足を運ぶようになりますよ』 といふ優しいものでした (笑)。
山本さんによれば、ベーコンの絵は異様に大きいそうです。それだけで、彼が大画家だと感じ取れるはずだとおっしゃっていました。絵の大きさも鑑賞のポイントになるんですねぇ。ベーコンは売れるから巨大な絵を描いたというわけでは必ずしもなく、初期の方から大作を手掛けているそうです。これは自分の絵に自信がなければできないことらしひです。不肖・石川、う~んと考え込んでしまひましたぁ。
■ 山本俊則 美術展時評 『No.25 フランシス・ベーコン展』 ■