大篠夏彦さんの文芸誌時評 『No.006 文學界 2012年06月号』 をアップしましたぁ。田中慎弥氏の 『夜蜘蛛』 を取り上げておられます。田中さんは昨年の芥川賞作家で、石原慎太郎さんとのバトルや 『もらっといてやる』 発言で有名になった作家さんです。田中さんは原稿用紙に鉛筆で書いておられるそうです。すごいですぅ~。不肖・石川はもう手書きには戻れないなぁ。だってパソだと原稿の修正とかすんごく楽なんすもの。
で、大篠さんからは、まとめて 『文學界』 のコンテンツ原稿をいただきました。現状、4、5 本あるかな。それを先に読ませていただいたのですが、うにゅ~また泣きが入りさうです。ああた、ホントのこと書いちゃダメよって感じです (爆)。
日本の 〝純文学〟 業界が 『文學界』 さん中心に回っているのは確かです。大篠さんが書いておられるように、純文学を文学の中の最も 〝純〟 な部分、つまり文学の 〝核〟 だと解釈すれば、日本で最高の純文学の賞である芥川賞受賞作は、最高の純文学作品であり、その決定権を持っている『文學界』 さんは〝文壇〟 そのものだということになります。問題はそれがホントに文学の中の最も 〝純〟 な部分なのかってこと。
この問題って、多分、触れちゃいけない禁忌なんだなぁ。ま、文学金魚は毎日違うコンテンツがアップされますから、大篠さんのコンテンツは目立たないように、こそっとアップしてきますですぅ (笑)。
■ 大篠夏彦 文芸誌時評 『No.006 文學界 2012年06月号』■