三浦俊彦さんの連載小説 『偏態パズル(第6回)』 をアップしましたぁ。今回は口からオロチでありますぅ。さすが論理学者さん、すごいといふか、呆れるといふか、まったくもって緻密な構成であります (笑)。ちなみに今回登場する袖村茂明と蔦崎公一さんは別の回でも登場しています。まだお読みになっていない方はアップ分を精読されて、〝オロチを探せ〟、ぢゃなくて袖村・蔦崎さんを探せをやってみてくださいませ。
それにしても、こりゃどういふことぢゃと頭を悩ませてしまふような小説ですねぇ。帰納的な偏態小説っていくらでもあるわけです。現象面に注目してその現実描写と心理描写を書けば、いくらでも偏態小説はできあがります。
でも三浦さんの場合、恐らく演繹的なんだなぁ。何かの中心からオロチが発生しているような感じ。出るものがあれば、当然入るものがある。でも基本的には同質のものであると。これは斬新で面白いなぁ。石川はなんか三浦さんの〝ご神体〟が見たくなってきました。オロチが鎮座ましましていたら、どうしましょ (笑)。
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