萩野篤人 文芸誌批評 No.021 村司侑「ソリティアおじさんがいた頃」(文學界2026年5月号)をアップしましたぁ。村司侑さんの「ソリティアおじさんがいた頃」は第131回文學界新人賞受賞作です。
今回の批評のポイントは「日常」のそのもの性。朝ドラや大河ドラマが「日常」に溶け込んでいくように、この作品もまた読者の「日常」への浸透を狙っている、ようです。果たしてそれは成功しているでしょうか。語りの巧みさは確か。関西弁の軽妙さが利いている。
ただ「よく出来過ぎてる」のではないか。精緻なジオラマに感嘆して終わるのか、それとも「その手に乗せられてもいいか」と思わせる戦略性まで持ちうるのか。文学に「朝ドラ並みの戦略性」を求めるのは、筋が通っているようでどこか首を傾げる。小説ですからね。
石川、純文学小説系の文芸5誌は毎月チラチラ目を通しますが、文學界さんのセレクト基準だけがまーったくと言っていいほどわかりません。んで文學界文藝春秋社さんは実質的に芥川賞を主催する純文学の頂点雑誌であり頂点オーガニゼーションです。つまり芥川賞の選考基準が石川にはほーとんどわからない。すいませんですぅ。
■萩野篤人 文芸誌批評 No.020 畠山丑雄「叫び」(文學界2026年5月号)■
■ 金魚屋 BOOK SHOP ■
■ 金魚屋 BOOK Café ■


