小原眞紀子『文学金魚らじお Web3.0時代のコミュニティ(12)人間関係のムダを省く』をアップしましたぁ。話の枕にイーロン・マスクのDOGE省を取り上げておられます。まー凄まじいリストラと経費削減です。トランプ大統領は徹底して無駄を省いて小さな政府を目指すと明言しているので今のところ当然の路線ですね。
で、小さな政府になれば公共投資や社会保障費などが削減されます。生きてゆくための国民個々の自己負担が増えるわけです。これは実にアメリカ的ですね。アメリカの建国の理念は国家と国民の独立不羈ですから。そのために自己防衛のための銃の保持まで許されている。
では政府の手当が少なくなるとますます貧富の格差が増えるのでしょうか。そうかもしれないしそうではないかもしれない。上手くいくかどうかわかりませんが、トランプ政権は小さな政府の代わりに様々な投資を呼び込み民間企業の活性化を画策しています。アメリカでは貧富の格差はもうどうしようもないレベルにまで来ていますが、トランプさんの政策によって中間層が活性化し今より生活が上向く可能性はありますね。
翻って日本を見ると、これはこれでなんだかなー、です。保険制度など日本の社会福祉は素晴らしいと思いますが、どーも最近甘ったれた批判が目立ちます。生活が苦しいのは全部政府のせい、なんとかしろ、という感じです。そのうち俺の背が低くてモテないのも政府のせい、、わたしが美人じゃないのも政府のせいとか言い出すんじゃなかろか。アメリカと逆に日本の世論は大きな政府を望んでいる。さて、アメリカと日本の政策、どちらが当たるんでしょうかね。
今回小原さんが話しておられる『人間関係のムダを省く』ことは、どちらかと言えばアメリカ的です。営利企業であれ文学のように非営利的な目的を持つ集団であっても人間関係の甘えは禁物です。小原さんは『人間関係のムダを省く』ことを〝距離感を持つこと〟とも言っていますが、独立不羈の能力を持つ人間同士でなければ距離感は保てない。甘ったれは切り捨てる方がいい。放っておいても甘ったれ同志でくっつきますから。
■小原眞紀子『文学金魚らじお Web3.0時代のコミュニティ(12)人間関係のムダを省く』■
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