No.012【対話 日本の詩の原理】『先陣を切った「荒地」の詩人たち―三好豊一郎/中桐雅夫/北村太郎篇』(一 全三回)池上晴之×鶴山裕司をアップしましたぁ。戦後詩の中核は「荒地」派ですが、「荒地」のリーダー格は鮎川信夫、詩作のトップは田村隆一、思想家としては吉本隆明が突出しています。
ただほかの「荒地」詩人たちも無視できない優れた仕事を残しています。そこで今回から三好豊一郎、中桐雅夫、北村太郎篇です。三好さんはあまり取り上げられることのない詩人ですが、詩のレベルは高い。結核と闘いながら優れた戦後詩を書き残しました。
「荒地」派の詩人たちが今でも重要なのは、多くの詩人が戦後一貫した表現思想を貫き続けたことにあります。それは表現者にとってとても大切なことです。身も蓋もない相互批評集団だったことが彼らの詩と思想を鍛えた。ダメ出しの出ない表現はムダ。常に自己を疑い世界を疑い続ける必要があります。
■No.012【対話 日本の詩の原理】『先陣を切った「荒地」の詩人たち―三好豊一郎/中桐雅夫/北村太郎篇』(一 全三回)池上晴之×鶴山裕司縦書版■
■No.012【対話 日本の詩の原理】『先陣を切った「荒地」の詩人たち―三好豊一郎/中桐雅夫/北村太郎篇』(一 全三回)池上晴之×鶴山裕司横書版■
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