寅間心閑 連載小説『オトコは遅々として』(第28回)をアップしましたぁ。お父さんお母さんになるのは大変ですなぁ。お母さんモノの小説はかなりの数ありますが、お父さんモノは少ない気がします。男は子どもが生まれてもどこか落ち着かない。マイホームパパもいることはいるんですが、浮つきが収まらないお父さんも多いですね。
小説ではもちろん、浮ついたお父さんの方がいいわけです。事件が起こらなければ小説にならないですからね。これはリアルライフとはまた別。事件を起こして、それが主人公の経験を超えてある普遍性に突き抜けていれば小説としては及第点。浮気しようと離婚しようと小説内事件は手段であります。
で、家族であれば妻や子どもも物語の中の重要な要素です。浮気や隠し子に怒る妻もいればそうでない妻もいる。子どもも同様で、敏感に父親の言動の裏を考え推測していたりする。言語化できるかどうかは別ですが。『オトコは遅々として』、いろんな展開が可能だと思います。続きが楽しみです。
■寅間心閑 連載小説『オトコは遅々として』(第28回) 縦書版■
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