小原眞紀子さんの連載小説『幕間は波のごとく』第11回をアップしましたぁ。金魚屋から『文学とセクシュアリティ-現代に読む『源氏物語』』を好評発売中の小原さんの連載サスペンス小説です。中年に差しかかった姉妹を主人公集団にしたサスペンス小説です。
『幕間』はちょっと変わったサスペンス小説ですねぇ。通常のサスペンス小説なら冒頭近くに殺人が起こるわけですが、今のところ殺人は起こっていません。で、主人公は妹との関係でどんどん追い詰められてゆく。ここがサスペンスなわけですが、事故は起こっていますが殺人は今のところ起きていない。普通のサスペンス小説ではありませんね。
ただ緊張感は非常に高いわけで読ませる。今までにないタイプのサスペンス小説だと思います。この物語が緊張の糸を維持しながらどうやってまとまるのか非常に楽しみです。心理サスペンスではありますが、純文学的要素もありますね。
■ 小原眞紀子 連載小説『幕間は波のごとく』第11回 縦書版 ■
■ 小原眞紀子 連載小説『幕間は波のごとく』第11回 横書版 ■
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