小原眞紀子さんの金魚エセー『野田さんちの犬たち―追悼・野田知佑』をアップしましたぁ。3月27日に作家でカヌーイストの野田知佑さんがお亡くなりになりました。野田さんは金魚屋のInterview of Gold Fishesの第1回でインタビューさせていただきました。ご冥福をお祈りします。
ただ野田さんは湿っぽいことはお嫌いでしょうね。遊びをせんとや生まれけんを地でいったようなお方ですが、著書を読んでいるとその理由がわかります。野田さん、いろんな意味で生活力がもんの凄く高い。知的能力もすんごい高いです。ある意味、ありあまる現世的能力を遊びで蕩尽したようなお方です。こういうお方、いらっしゃるんですねぇ。うらやましいというか励みになるというか(笑)。
小原さんは『そう、野田知佑さんは特別な人だった。野田さんとその著書によって日常から救われ、別の世界で生きながらえる希望をもらった人は数多い。その野田さんの目は選択的に、美しい別世界を構成する色彩だけをとらえるようにできていた。持って生まれたものとして、「水」の領分を示す「青」だけを。それを聞いたとき、わたしは心の中で、何に対してかわからないまま思わず掌を合わせた』と書いておられます。特別な御仁でした。
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