金魚屋から『夏目漱石論-現代文学の創出』を好評発売中の、鶴山裕司さんの連作詩篇『羽沢』『No.022 橋づくし』をアップしましたぁ。連作詩篇『羽沢』を含む新詩集『おこりんぼうの王様』は金魚屋プレスから刊行予定です。もう原稿は揃っていますが組版etc.待ちです。今月はちょいとコンテンツが足りないのでストックからもう1篇発表させていただきました。
『橋づくし』は三島由紀夫の小説にありますね。初期作だったと思います。それを援用されたわけですが、内容は三島さんとは関係ない。サラリとまとめておられます。抒情詩ですがいろんな書き方ができるものです。
また詩篇『橋づくし』は引用の織物です。これも鶴山さんが吉岡実から受け継いだ手法の一つだと思いますが、堂に入ってきたな。こなれている。いじましい現代詩の時代に終止符を打つのは多分鶴山さんでしょうね。
■ 鶴山裕司 連作詩篇『羽沢』『No.022 橋づくし』 ■
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