寅間心閑(とらま しんかん)さんの連載小説『助平(すけべい)ども』『四十八、きっかけはサガン』(最終回)をアップしましたぁ。『助平ども』も今回で最終回です。お疲れ様でした。どうなることやらと石川も毎回楽しみに読んでいましたが、ちょいとあっさりとした大団円になりましたね。
ただ暴力的欲望と抒情が裏腹になっているのが寅間さんの小説の特徴だと思います。時にそれが自虐としても働きます。この特徴というか資質を活かしてゆくのが作家としての成長の近道でしょうね。どの作家にも得意不得意というものがあり、まずは得意な表現から伸ばしてゆくのが先決です。そうすれば不得意な書き方もじょじょに手慣れてきます。
寅間さんにはまた新しい小説を連載していただく予定です。筆力が異様にあるのもこの作家の強みですね。いつか傑作を書くんだと思っていたのではダメです。たいていの場合、結局は書かないで終わるか書いてもすぐに尽きてしまう。何があっても書き続けること。書かなければなにも変わらないのです。
■ 寅間心閑 連載小説『助平(すけべい)ども』『四十八、きっかけはサガン』(最終回)縦書版 ■
■ 寅間心閑 連載小説『助平(すけべい)ども』『四十八、きっかけはサガン』(最終回)横書版 ■
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