池田浩さんの『大学文芸誌時評』『三田文學 2021年夏季号』、大篠夏彦 文芸誌時評『文藝 2021年春号』『山下紘加「エラー」』をアップしましたぁ。前線が停滞して大雨が降っております。八月とは思えない寒さです。災害が発生しないかも心配ですねぇ。
文芸五誌の中では河出書房新社の文藝が季刊ですが、三田文學さんも季刊ですね。旧字を使うと季刊になるんだろうか、と書くと怒られるかな。あ、季刊がいけないと言っているわけではありません。
ただ年4回のチャンスで良い作品、社会に多少なりとも影響を与えられる特集を組むのは難しいだろうなぁ。もちろん文芸誌は本質的には状況と無縁であり、まーハッキリ言えば、いい作家はほっといても出てくる。文芸誌や編集者はその手助けをできるだけです。
月刊文芸誌でも季刊文芸誌でも、良い作品、良い作家を見極めて作品を世の中に送り出すのは難しい。ただチャンスの少ない季刊誌はより研ぎ澄まさなければならないという宿命があるでしょうね。
ネット文芸誌は月刊誌のように月ごとにあるかないかの状況を作り出す必要がなく、ページ数の制約もありません。ただこれはこれでまだまだクリアしなければ問題がある。石川はそっちの方で悪戦苦闘中であります。
■ 池田浩『大学文芸誌時評』森岡隆司「セファイドの瞬き」/片野朗延「爪の彼氏」(三田文學 2021年夏季号) ■
■ 大篠夏彦 文芸誌時評『文藝 2021年春号』『山下紘加「エラー」』 ■
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