寅間心閑の肴的音楽評『No.045 嬉しい誤算』&大畑ゆかり原案 寅間心閑著 新連載小説『もうすぐ幕が開く』(第05回)をアップしましたぁ。
『もうすぐ幕が開く』の主人公おちびちゃんは、無事、劇団四季の正式な劇団員になれました。どんな世界に行っても競争はあります。サラッと競争を抜けられるのはほんの一握りの人だけで、しかしだからといってずっと安泰とは限りません。またどの世界に行っても偉い方はいらっしゃる。ニュースなんかで目にしている間は「ああ、あの人ね」で呼び捨てにしたりしますが、目の前に座っているとそうはいかない。このあたりをリアルに捉えられるかどうかが、人間の社会性の第一歩だと思います。また人間が集まれば必ず摩擦が生じます。
おちびちゃんは浅利慶太先生のダメ出しをメモする係として重宝されますが、それがスパイ疑惑を呼びます。浅利先生に、劇団員の様々な情報を流しているんじゃないかという疑惑です。こういう疑惑をかけられると払拭するのは大変です。またスパイ疑惑に限らず、競争のある場所には嫉妬などが渦巻くのが常です。これをどう抜けてゆくのかも社会性の一つでしょうね。人間、ずっと他者と競い合い、社会と闘ってゆくしかないわけです。
で、寅間さんは蒲田に心惹かれながら大井町で飲み、新橋、人形町で飲んででおられます。この方の散歩は飲み歩きなんだなぁ。でもそーとーな距離を歩いているような。すぐヘロヘロになる石川には真似できませんですぅ(笑)。
■ 大畑ゆかり原案 寅間心閑著 連載小説『もうすぐ幕が開く』(第05回)縦書版 ■
■ 大畑ゆかり原案 寅間心閑著 連載小説『もうすぐ幕が開く』(第05回)横書版 ■
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