山際恭子さんのテレビドラマ批評『No.167 ウチの夫は仕事ができない』をアップしましたぁ。日本テレビさんで土曜10時から放送されているドラマです。錦戸亮、松岡茉優さん主演で壇蜜、佐藤隆太、イモトアヤコ、藪宏太、吉本実憂、江口のりこさんらが出演しておられます。脚本は渡辺千穂さんです。
山際さんは『仕事ができないというのは、勉強ができないのとは違う。勉強ができない結果は本人が負うけれど、仕事ができない人のしわ寄せは同僚たちが負うのだ。つまりそういう人は現実には愛すべき人畜無害ではない。周りの同僚を悪者にしてドラマを作るのは、これら一生懸命に働く社会人・生活人たちを敵に回すことになる』と書いておられますが、まったくその通り。仕事をしない、できない人がいると、組織なら誰かがそれをカバーすることになります。でもそれが度重なると無能の烙印を押される。これ、当然です。
文学者でもいっしょに仕事してみると、まったく仕事ができない、事務処理能力がぜんぜんない人がいます。不器用ならまだいいのですが、責任感が欠如しているのが透けて見えたりする。当然、いい物書きではないです。万が一売れっ子作家になった時のことを考えてごらんなさい。事務処理能力と責任感がなければ絶対ムリです。
石川は性格に問題があっても仕事のできる人が好きです。いい年して仕事処理能力がなく責任感もなければ社会人失格。もちろん文学者も失格。無能な自分を文学者だという思い込みで支えてゆくことになりますが、そもそもの基礎能力を鍛え直した方がいい。ちゃんとした仕事ができない人は表舞台に立てない。細部の処理能力も含めて表舞台は厳しいからです。
■ 山際恭子 テレビドラマ批評 『No.167 ウチの夫は仕事ができない』 ■
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