小原眞紀子さんの連作詩篇『『ここから月まで』 No.018 戸/像/傾』をアップしましたぁ。小原さんのCool抒情詩第18弾です。小原さんは詩人であることに対して過剰な思い入れがないですね。それは絶対的にいいことです。詩人は〝詩的〟などというレベルを超えていなければ本当の詩人ではないと思います。
地をたたく
くりかえし
ちをたたく
おとこでてきて
田をたたく
まばたきしながら
たをたたく
おんなでてきて
つをつかむ
ノッカーの
ッがつかまれて
のかのかと
?がでてきて
といただす
(小原眞紀子『戸』)
ライトバースですが、もっと軽くてもいいと思います。詩の世界はとっくの昔に霧散してしまった19世紀的な古めかしい詩人像をまだ引きずっているところがありますが、それを相対化すれば詩は軽くなる。その一方で相対化された詩は、新たな重厚さを持った詩を生み出してゆくと思うのですぅ。
■ 小原眞紀子 連作詩篇 『『ここから月まで』 No.018 戸/像/傾』 縦書版 ■
https://gold-fish-press.com/archives/55739
■ 小原眞紀子 連作詩篇 『『ここから月まで』 No.018 戸/像/傾』 横書版 ■
https://gold-fish-press.com/archives/55752
■ 第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。
■ 予測できない天災に備えておきませうね ■