山際恭子さんのTVドラマ批評『No.138 神の舌を持つ男』をアップしましたぁ。TBSさんで、金曜日夜10時から放送されていたドラマです。視聴率はあまりよくなかったやうですが、映画化が決定しています。山際さんは『同じ TBS で思い出すのは、あの『木更津キャッツアイ』だ。視聴率低迷に喘ぎ、しかし放送終了後、レンタルビデオ(すでに懐かしい響き)の貸し出し回転率がやたら高かった。で、映画化したらまさかの大ヒット。巨額予算で続編映画が作られた。予算がつくとダメになる映画が多いが、とてもいい出来だった』と書いておられます。
ちょい本筋を離れますが、レンタルビデオ店は近い将来、ホントに数が少なくなりそうですねぇ。ネットのオンラインでテレビや映画を観ることができる時代になったからです。Amazonが一歩先行している印象ですが、パソからテレビに信号を飛ばして視聴することもできます。ハヒハヒ言いながら、レンタルビデオ屋さんにディスクを返しに行く必要がなくなったわけです。ん~デジタル業界の変化は早くて劇的ですぅ。
ただま、世の中は大きく変化しているやうで、それほど変わっていないとも言えます。創作の現場はどのジャンルでもあんまし以前と変わっていない。だけんど配信と課金方法が多様化しています。それが創作の現場にも影響を与えるようになっています。
山際さんは『「神舌男」が相対化しようとしているのは「2時間サスペンスドラマ」の枠組み』であると書いておられます。絵に描いたようなフィクションは通用しにくい時代になっています。自己言及的な視点は必然的に従来的なオリジナリティの神話を解体し、再生します。テレビドラマを見ていても、これからの文化領域が進む方向はもう見えているやうに思います。
■ 山際恭子 TVドラマ批評 『No.138 神の舌を持つ男』 ■
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