第19回金魚屋新人賞発表【佳作】菅原美架「赤ちゃん貸します」(小説)をアップしましたぁ。石川はもちろん金魚屋新人賞選考にかかわっていますが、なかなか難しいというのが新人賞の現場です。
最低限のテクニックといいますか、小説技法が整っていなければならないのは当然です。純文学系になると、どんな書き方でも許されるイメージがありますが、前衛的新人賞受賞作はあえて通常の書き方を避けています。自己流の書き方が新しいとは限らない。見知らぬ読者に読んでもらうためには、むしろ内心バカにしているような大衆小説的書き方の方が絶対にいい。ほんのちょっとの差が絶対的な差にもなるのが書き方です。
小説で伝達したい内容は作家ごとに違います。何がいいとは言えません。でたとこ勝負で、それは新人賞を選ぶ側も書く側も同じです。私が抱える問題と私の内面を表現した作品が多いわけですが、私が主人公でも太郎、花子が主人公でも徹底して私を客観視しなければ意図は伝わらない。前にも書きましたが他人は原則としてわたしに興味がない。友達でもない他者ならなおさらのこと。そういう人に興味を持ってもらうためには徹底して自己とその問題を客体化して書き方を工夫する必要があります。
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