山本俊則さんの美術展時評『No.072 『世界に挑んだ7年 小野田直武と秋田蘭画』展(前編)』をアップしましたぁ。サントリー美術館さんで開催された、江戸後期の秋田蘭画展です。小野田直武(なおたけ)の作品中心の展覧会ですが、直武は前野良沢・杉田玄白ら訳の『解体新書』の図を描いた人として知られています。こげな展覧会が開かれていたのねぇ。

 

 江戸後期になると様々なルートでオランダ語の書物がもたらされるようになり、蘭学はじょじょに盛んになっていった。(中略)その中心になったのは医学(蘭方医学)だった。幕府は瓦解に至るまで極度にキリスト教の流入を警戒したが、医学は別だった。人の生き死にはいつの時代でも人間最大の関心事である。従来の漢方に加えて、外科的施術で人の命を救える欧米医学は大きな注目の的だった。(中略)

 この蘭方医学の基礎を作ったが、安永三年(一七七四年)に前野良沢、杉田玄白らによって翻訳された『解体新書』(ターヘル・アナトミア)である。小野田直武(なおたけ)は秋田を治める佐竹家久保田藩の支藩・佐竹北家の武士だが、『解体新書』の図版の原画を描いた。

(山本俊則)

 

幕末になると様々な資料が残っていて、歴史的な出来事についてもその詳細を辿りやすくなります。でもやっぱりよくわからない事柄も多く、秋田蘭画についてもその全貌が解明されているわけではありません。後篇は具体的な秋田蘭画論でありますぅ。

 

 

山本俊則 美術展時評『No.072 『世界に挑んだ7年 小野田直武と秋田蘭画』展(前編)』 ■

 

 

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