田山了一さんのTVドラマ批評『No.153 実況される男』をアップしましたぁ。フジテレビさんで金曜日24時55分から放送されているドラマです。要潤さん主演で藤井美菜、遊井亮子、野村宏伸さんらが出演しておられます。脚本は岡田道尚さんと久馬歩さんです。『競馬の実況を脱構築した深夜ドラマだ。「府中で一番落ち込んでいる男」とおぼしきウマオ(要潤)を実況のカメラが追い、彼がなぜ死にたがっているのかという謎を解こうとするミステリー仕立ての深夜連続ドラマである。もっともいわゆるミステリーとしてのプロットや構成があるようには見えない。ミステリーはあくまで口実、20分の短いドラマである』(田山さん)です。

 

石川も一度見ましたが、ちょっと思いきりの悪いドラマですねぇ。要潤さんはNHKの『タイムスクープハンター』で、時空ジャーナリストとして歴史上の人物に密着取材する役を演じていました。その彼が今度は実況される。んで〝ウマオ〟と呼ばれている。JRAがスポンサーだからかもしれませんが、要さんは面長でちょいと悪ふざけの匂いがする。そんでそんでウマオの自殺の理由はわからず、実況アナウンサーが『アクセス数がアップしている』と言ったりします。

 

田山さんは『これは視聴率というものの喩なのだろう。(中略)ならばなぜ「視聴率が上がっています!」ではいけないのだろう。(中略)もし「視聴率が上がっています!」と叫びながらの実況ドラマだったら、テレビ史上および視聴者の記憶に残るドラマになったのではないか。(中略)『実況される男』はそこまでのエッジは持たない。(中略)あと一歩、テレビドラマとして、あるいはテレビとしての自己言及に踏み込むのが現代ではないか』と批評しておられます。

 

石川も田山さんに賛成です。深夜枠ドラマは低予算ですがチャレンジの場です。業界楽屋落ちっぽくなってしまっては、いたずらにチャレンジのチャンスを潰すだけです。どの業界でも仲間内で楽しくが、一番、一般視聴者や読者にとってつまんないのであります。

 

 

田山了一 TVドラマ批評 『No.153 実況される男』 ■

 

 

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