りょんさんのときどき集中連載『世相をわらう39―三人よれば』をアップしましたぁ。今話題の派閥についてです。パーティの裏金問題はトップまでは責任が追及されず、派閥解消という副次的な出来事を起こしました。
だって派閥の解消なんて、できるわけないじゃん。「3人よれば派閥が2つできる」って大平元首相だったか、言ったそうなんだけど。ちょっと笑っちゃうけど、この言葉って、すごく味わい深いと思う。3人で派閥が2つできるってことは、両方の派閥に属してる人が1人いるわけだよね。その人がキーマンになる。つまり2つの派閥で意見が対立するとき、両方の派閥に影響力のあるその人に、結果的に決定権があるってことになるよね。
りょんさん
とりょんさんは書いておられますが、その通りですね。派閥解消と言っても結局は政治の駆け引きの一つ。権力は実益が伴うから権力です。実益が伴うからみんな必死になる。これは民間企業でもいっしょです。
ただ政治家は清廉潔白でなければならないという不文律があります。芸能人と同じですね。しかし清廉潔白であるのが難しいのは、誰もが自分のお腹に手を当てて考えてみればわかります。賄賂で動くのは問題ですが、人情というか人脈でも物事は動きます。
そういう人間存在を前提とすれば、政治家は何をやり遂げたいのかで評価されるのだと思います。ロシアや中国のように実質的な王様が為政者でない国では、トップになっても政治家の任期は限られている。一つの政権に出来ることは一つか二つでしょうね。岸田首相への風当たりが強いのは、何をしたいのかわからない、伝わらないからという面があるでしょうね。
■りょんさんのときどき集中連載『世相をわらう39―三人よれば』■
■ 金魚屋 BOOK SHOP ■
■ 金魚屋 BOOK Café ■