寅間心閑の肴的音楽評『No.093 年末年始のこと』をアップしましたぁ。『年明け早々、息苦しくなるような、そして胃が締め付けられるようなニュースが続いている。何も元旦に揺れなくても、という想いは憤りよりも懇願に近い』と書いておられます。まったくその通りですねぇ。ただ日本は地震大国ですから、どこにいてもいつ天災にあうかわかりません。こればかりは予測できないので、一日一日を大切にしていくしかないですね。天災が起こるたびにそう思います。
さて、今回はヒートウェイヴ、水原弘、レイ・ハラカミを取り上げておられます。中でも水原弘の『へんな女』は秀逸ですねぇ。作詞作曲は浜口庫之助。
へんな女に会いました
へんなところで会いました
で始まります。こりゃ現代社会のコンプライアンスに引っかかるかなと思ったのですが、さにあらず。
そこでおいらは 言いました
俺はもともと へんな男
まともな女じゃ もの足りない
へんな女が 好きなのよ
と2番の歌詞で男女平等になります(笑)。寅間さんは『「笑いのメカニズム」における「緊張と緩和」でいうと、素晴らしい歌声は「緊張」。張り詰めれば張り詰めるほど、どことなく面白い。何度聴いても笑える曲は数少ないが、水原弘の「へんな女」(’70)は正にそれ』と書いておられます。納得。
■ 金魚屋 BOOK SHOP ■
■ 金魚屋 BOOK Café ■