No004『トーク@セクシュアリティ―LGBTQ ススキノ首狩り事件の謎』小原眞紀子×三浦俊彦 をアップしましたぁ。ススキノ首狩り事件は犯人が逮捕されるまでも、逮捕されてからも様々な情報が飛び交いました。いや現在形で飛び交っているかな。猟奇殺人事件なのですがシンプルな単独犯行ではないようです。
被害者は女装家でした。ただ女装することで女性に興奮するタイプの女装家だったようで、LGBT系のパーティに行っては女性と仲良くなって性行為に及んでいたらしい。レイプまがいの強引さもあったと報道されていますね。犯人は被害者にレイプされたので復讐のために殺害して首を切ったのではないかという報道もあります。女装といっても人間のやることですから複雑なんですねぇ。
ところがそうじゃない、犯人には子どもの頃から殺人欲求があったのではないかという報道もされています。しかも父親は精神科医。共産党員のおまけも付きます。娘と被害者が抱き合っているパーティ会場にいっしょにいた写真もある。家族関係の歪みも事件に関わっている。さらに息子ではなく娘の犯行というのもこの事件を複雑にしています。
三浦先生は「それこそ理解増進法ができたわけだから、こういう特殊な性癖を持った人どうしが出会ったときに何が起こるかっていう、非常に興味深い教材になってるよね。女装とはどういうものであるかとか、女装者に対しては女性がどうやって武装解除する傾向があるかとか、SMというのはどういうものであるかとかね。あと、やっぱりレズビアン。本当にレズビアンだったのかとか。出会い系サイトを利用してたみたいだけど、これもレズビアン系ではあったらしい。レズビアンとはどういうものであるかとか、トランスパニックって何をもって言うかとか。あるいはゴスロリはどういう傾向をもっているのかとか、やはり悪魔崇拝に傾きやすいのかとか、本当にネクロフェリアなのか、とかね」と語っておられます。本当に人間存在の複雑さを感じさせる事件です。
■No004『トーク@セクシュアリティ―LGBTQ ススキノ首狩り事件の謎』小原眞紀子×三浦俊彦 縦書版■
■No004『トーク@セクシュアリティ―LGBTQ ススキノ首狩り事件の謎』小原眞紀子×三浦俊彦 横書版■
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