遠藤徹さんの連載マンガ『キノコの森』(第28回)&『えくすぽえめんたる』(第14回)&連載小説『虚構探偵―『三四郎』殺人事件―』(第14回)をアップしましたぁ。金魚屋から『幸福のゾンビ ゾンビ短編集』を好評発売中の遠藤さんのコンテンツ3連発です。
物語はどんどん漱石『三四郎』の世界に突入していきます。漱石小説自体がバーチャル世界で生きて来るわけです。漱石を主人公にした探偵小説も書かれていますが『虚構探偵』は遠藤さんらしいテキストクリティックです。的確な批評眼がなければできませんね。遠藤さん、文明批評家でもありますから。テキストが批判検証されながら物語が進んでゆく。
最近、二次創作等々が盛んです。古典や定番になったコンテンツを元に新たな創作を行うわけです。マンガやアニメの世界で盛んですが、遠藤さんの『虚構探偵』は小説における二次創作の一種でもあり、その先駆けでもあるでしょうね。また文学者ですから二次創作的な手法の意義を把握しておられる。キチンと底を探って新たな表現を生み出すわけです。
■ 遠藤徹 連載マンガ『えくすぽえめんたる』(第14回) ■
■ 遠藤徹 連載小説『虚構探偵―『三四郎』殺人事件―』(第14回)縦書版 ■
■ 遠藤徹 連載小説『虚構探偵―『三四郎』殺人事件―』(第14回)横書版 ■
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