松原和音さんの連載小説『一月のレモネード』第7回をアップしましたぁ。女子高生から女子大学生くらいの女の子の心理がよく描かれています。若い頃はだいたいみんな似たようなものですね。小説の場合、それをどこまで突き放して描けるのかが正念場ということになります。
若い頃は落ち着いているように見えても不安ですから、右見て左見て上見て下見て自分の立ち位置を確認しようとします。だいたいの居場所が固まってしまうと大人ということになりますが、そうではなく揺れ続けているのが若者の面白さです。この面白さをどう描くのかは案外難しい。作家は若者といっしょであっては客観化できないし、客観化できるメンタリティになってしまうとリアリティが殺がれる。
この不安で落ち着いてもいる心理が『一月のレモネード』ではよく描けています。もちろん小説ですから事件も起こりますよ!。
■ 松原和音 連載小説『一月のレモネード』第7回 縦書版 ■
■ 松原和音 連載小説『一月のレモネード』第7回 横書版 ■
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