佐藤知恵子さんの文芸誌時評『大衆文芸誌』『小説新潮 2021年04、05月号』をアップしましたぁ。小説新潮さんのR-18文学賞は女性作家限定のエッチ系の小説新人賞だと思っていたのですが、定義が変わったようです。さもありなん。
ほんで受賞作を石川も読んでみたのですが面白いですねぇ。ただこの面白さは男の読者にはあんましピンと来ないかもしれない。つーか今、小説の読者ってほとんど女性だと思うんですね。だけんど文学賞の選考委員はやっぱり男性が多かったりします。男女半々でも、ま、男の作家の方が押しが強くてそれで決まっちゃったりしてる感じもあるかな。
宮島未奈さんの「ありがとう西武大津店」が受賞なさったわけですが、こういった作品、大ヒットはしないかもしれませんが秀作だと思います。後はちょっとした深み、ちょっとしたスリリング、それをどうベースとなる作品世界と調和させて織り込むかでしょうね。売るということを考えればそうなります。でも今の表現でもじゅうぶん魅力的作品です。
■ 佐藤知恵子 文芸誌時評『大衆文芸誌』『No.004 永井紗耶子「筋書かく語る」』(小説新潮 2021年04月号) ■
■ 佐藤知恵子 文芸誌時評『大衆文芸誌』『No.005 宮島未奈「ありがとう西武大津店」』(小説新潮 2021年05月号) ■
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