『りょんさんのときどき集中連載』『世相をわらう19―ガーシーも参戦・夏の参院選挙に行こう!かな』をアップしましたぁ。まだ大手メディアは様子見の気配ですが、ネットでかなり話題になっているガーシーチャンネルを再び取り上げておられます。ガーシーさん、今夏の参議院選挙にN党から出馬なさるようです。無責任に面白いと言うことはできますが、それでは文学金魚のエッセイにならないわけで、りょんさんはそこを掘り下げておられます。
つまり芸能界って政治の世界と似ていて、それだけに意外な繋がりがあるとすると、芸能界自体は日本の社会全体からしたらちっぽけな、(古めかしい言い回しだと)女子供の興味しか惹かないものかもしれないけど、たったそれしきの業界のことがなんで正せないのか。その理不尽さってのは、日本の社会構造の根本的なところを象徴してるのかもしれない。
ガーシーさんも政治家になれば結局、いろんなしがらみに取り込まれて、ただの利権おじさんの一人になってしまうのかもしれない。でも組織に取り込まれるのはたいてい、守るべきものを持ってたり、それなりの真っ当な文脈を生きてきた人たちだけかもしれない。ガーシーさんの絶望がホントに深いなら、そんなものに取り込まれようがないぐらいのクズでい続けられたら、もしかして、って思う。本人が言う通り、なにも隠さずにいて、それで国民が付託したってなら、いいよね。国会議員が聖人君子でないことなんか皆、知ってるよ。だからクズであり続ける覚悟に期待、って、ヘンだけどさ笑。
byりょんさん
世の中にはちょっとやそっとではどうにもならない矛盾があります。りょんさんは『N党も立花さんもオカシイかもしれないけど、結局、それ以上にNHKの方がオカシイよね。それが伝われば、別にいいんじゃないか』と書いておられますが、まあその通りですね。国会でもNHK改革議論が為されていますが、あまりにも巨大組織になってしまったNHKを持て余している気配濃厚です。原発潰して今ある様々な地元利益消しちゃったらそれをどう代換えするんだよ、できないだろっていう議論に似てますね。
ただ誰の目にも見えている矛盾や闇は、じょじょにであろうと解消していかなければなりません。それをする時に必須なのはしがらみ、利権がないことでしょうね。そうでないと――初発からしばらくは連敗続きであろうと――思い切ったテは打てない。それは慢性的不況で苦しんでいる文学の世界も同じです。
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