寅間心閑連載小説『オトコは遅々として』(第04回)をアップしましたぁ。寅間さんの連載小説です。小説が動き出しましたね。主人公とコケモモの関係はいったいどんなものなのでしょう。ほんで現在の主人公にどういう影響を与えるのでせう。興味しんしんです。
今回の小説は妻が妊娠して、その変化についていけない男という設定です。これは男ならあり得ることですねぇ。男女性差が一番出るのは出産妊娠です。こればっかりはどうしようもない。小説的に言うと、女性の妊娠出産を巡る女性作家の小説はとても多いです。小説ですからストレートなハビーエンド小説は少ない。特に純文学の世界はそうです。はっきり言えば流産小説がとても多いと言えます。
人間の苦を描くのも小説というフィクションの大事な役割です。現実では経験できない、あるいは経験したくない苦をフィクションの小説で描き読者がそれを体験するわけです。ただ出産妊娠を巡っての男性側小説は少ない。埒外、というのが基本的スタンスでしょうね。『オトコは遅々として』はそこにどこまで食い込むのか。楽しみです。
■ 寅間心閑新連載小説『オトコは遅々として』(第04回)縦書版 ■
■ 寅間心閑新連載小説『オトコは遅々として』(第04回)横書版 ■
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