小原眞紀子さんの連載小説『No.027 本格的な女たち』をアップしましたぁ。金魚屋から『文学とセクシュアリティ-現代に読む『源氏物語』』を好評発売中の小原さんの同窓会サスペンス小説です。あと数章残していますが、連載は今回が最終回です。『本格的な女たち』は金魚屋から刊行予定です。
小原さんのサスペンス小説は中年女性が主人公になることが多いですが、今の世の中、それはけっこう訴求力があるのではないかと思います。人生長いですからね。そして男よりも女性の方が勢いがあると石川は感じます。まー社会の表側では男女格差がかしましく議論されていますが、タテマエ的な男社会が行き詰まっているから盛んになっているのかもしれません。
小原さんが『文学とセクシュアリティ』で論じているように、女性性は根源的な力を持っています。テクノロジーが進化すればするほど人間の根源的な力は何かが問われるわけで、金魚屋の新人賞を見ても女性作家が多い。今は女性の時代と言うと言い過ぎかもしれませんが、男も女も女性性をフル活用する方がいい時代かもしれませんね。
■ 小原眞紀子 連載小説『No.028 本格的な女たち 最終回』縦書版 ■
■ 小原眞紀子 連載小説『No.028 本格的な女たち 最終回』横書版 ■
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