寅間心閑の肴的音楽評『No.050 予想外』&大畑ゆかり原案 寅間心閑著 新連載小説『もうすぐ幕が開く』(第10回)をアップしましたぁ。寅間さんは『コロナ、予想外に手強い。人と会うこと、金を稼ぐこと、逃げること。この三つに制限をかけるヤツがいたなんて』と書いておられますが、まったくそのとーり。酒場まで8時で閉まっちゃうなんてねぇ。『あ~ら良ちゃんお見限りっ』と行きつけのママさんから言われるのが怖いですぅ。
こういう世の中になると皆浮き足立ちます。浮き足立つといふのは比喩的な言い方で、現実的な行動としては地に足がつく。本当に必要なことしかしない、買い物も必要性の高い物に限られる。テレワークになれば通勤着は必要ないのでお洋服は売れなくなるし、連動してファッション誌も売れない。文学賞が発表されても『それがどうした』になりますよね。どの業界も困っているわけですが、これは当面続くでしょうね。
大地震の時もそうでしたが今のような社会状況になると、文学者は『浮世離れしたことしてるんだなぁ』とつくづく思ってしまうわけですが、選択肢はあまりないと思います。石川が考える一番良い選択肢は、さらに徹底して浮世離れすることです。人間の生命・財産が脅かされる状況でも、書きたいこと、どうしても書き残したいことを書く以外作家がやることはないでしょうね。たとえ緊張した世相を取り扱った作品でなくても、時代状況は必ず作品に反映されます。寅間さんは飲み歩きできないのに飲み歩きエッセイを書き続けておられますね。さすがです。
で、大畑ゆかり原案 寅間心閑著 連載小説『もうすぐ幕が開く』では往年のシャンソンの大スター、越路吹雪さんが登場します。何度もテレビドラマになっていますが、越路大先生はかなり気難しいお方でした。大畑さんの目から見た大スター・越路吹雪が描かれてゆくと思います。
■ 大畑ゆかり原案 寅間心閑著 連載小説『もうすぐ幕が開く』(第10回)縦書版 ■
■ 大畑ゆかり原案 寅間心閑著 連載小説『もうすぐ幕が開く』(第10回)横書版 ■
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