『寅間心閑の肴的音楽評 No.043 カブト虫のDNA』&大畑ゆかり原案 寅間心閑著 新連載小説『もうすぐ幕が開く』(第03回)をアップしましたぁ。音楽評ではビートルズ絡みの楽曲が酒の肴です。といってもビートルズそのものではなくカバーソング系です。『ホワイト・アルバム』の「ディア・プルーデンス」がお好きとは渋い。寅間さんは飲み屋で酒飲みエッセイのネタを考えることもあるようです。よくそんなことができるなぁ。石川はベロベロになって頭が回らないですぅ(笑)。
『もうすぐ幕が開く』はいよいよ劇団四季の生き残り試験です。「みんなと普通に喋っているつもりなのに、どこか雰囲気が違う。その理由が分かっているだけに、「ちょっと、どうしたのよ」ととぼけることもできなかった」とありますが、そうでしょうね。人間の世界、どこに行っても競争があり、生き残りのための正念場があります。劇団などの場合、その敷居は爽やかなくらいあっさりしています。ただ一度試験に落ちたくらいで諦めるようではしょうがない。文学の世界でも同じことが言えますね。
ただおちびちゃんは最初から浅利慶太氏に気に入られていたようです。劇団では浅利先生の「ダメ取り」をすることになります。このダメ取り、けっこう難しい。劇の内容はもちろん、浅利先生の演劇論を理解していなければ正確なメモを残せない。大畑さんには高い演劇的資質があったということですね。後に劇団の主宰になり、脚本から演出までを手がけるようになる基盤はこういうところで鍛えられていったわけです。
■ 『寅間心閑の肴的音楽評 No.043 カブト虫のDNA』 ■
■ 大畑ゆかり原案 寅間心閑著 連載小説『もうすぐ幕が開く』(第03回)縦書版 ■
■ 大畑ゆかり原案 寅間心閑著 連載小説『もうすぐ幕が開く』(第03回)横書版 ■
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