ドイナ・チェルニカ著、ラモーナ・ツァラヌ訳、No.021 『少女と銀狐』第30章(最終回)をアップしました。『第30章 息をのむようなてんかい』です。
『少女と銀狐』も今回で最終回です。意外な展開になりましたね。この汎神論的物語らしく、最終回では主人公というか、記述のフォーカスが次々に変わります。最後にフォーカスが当たったのは物語のサブ的な登場人物でした。彼は自分自身に対して、また読者に対して謎かけのような言葉を発します。その謎は解けないと言えば解けないし、すでに解けているといえば解けている。いずれにせよ、世界の底にいるような存在が謎を抱える。余韻のある物語のまとめです。
ラモーナさんには引き続き、彼女の日本語処女小説『時空堂』をしばらく連載していただきます。『時空堂』はちょっと『少女と銀狐』を思わせるような物語です。ルーマニア語、ドイツ語、英語、日本語を操る才媛ですから、どんどん才能を伸ばしていただきたいと思います。
■ ドイナ・チェルニカ著 ラモーナ・ツァラヌ訳 No.021 『少女と銀狐』第30章(最終回) 縦書版 ■
■ ドイナ・チェルニカ著 ラモーナ・ツァラヌ訳 No.021 『少女と銀狐』第30章(最終回) 横書版 ■
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