Interview of Gold Fishes 第25回 ドイナ・チェルニカ インタビュー『ルーマニア文化と『少女と銀狐』』をアップしましたぁ。文学金魚で『少女と銀狐』を連載中のドイナ・チェルニカさんへのインタビューです。インタビュアーは当然訳者のラモーナ・ツァラヌさんです。ルーマニア語はお手上げなので、翻訳もラモーナさんにお願いしました。
『少女と銀狐』は森の中の物語ですが、ルーマニア人は森を大事にしているようです。ドイナさんは「ルーマニア人はもみの木と兄弟だ」という比喩があると話しておられます。また実際、少女時代は自然豊かな環境でお育ちになったと語っておられます。北ヨーロッパの森って日本の森と雰囲気が違いますね。特にルーマニアのように、広大な丘陵地が広がる国はそうだと思います。
森に表象されるある種の暗さはゲーテの『ファウスト』などからも感じ取れます。エリアーデも森に近い場所が舞台の小説が多いです。その暗さには理由があります。簡単に言うと〝奥〟ですね。それを汎神論的に捉えるか、正教などのキリスト教と絡めて捉えるのかは解釈次第ですが、根源的な魅力があります。残酷さとも隣り合わせです。『少女と銀狐』のような童話系のファンタジー小説でもリアリティがある理由です。
■ Interview of Gold Fishes ドイナ・チェルニカ インタビュー『ルーマニア文化と『少女と銀狐』』縦書版 ■
■ Interview of Gold Fishes ドイナ・チェルニカ インタビュー『ルーマニア文化と『少女と銀狐』』横書版 ■
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